筋トレで50代の健康的な理想の体をつくる Healthy Body & Wealthy Life

~筋トレパーソナルトレーナーが50代の不安・悩みを解決!~

心配するな


こんにちは、50歳からの筋トレサポーターよういちろうです。



今回も読んでいただきありがとうございます。


このブログでは50代の男性のための筋トレ方法、メリット、素晴らしさなどをお伝えします。


あなたの人生がより楽しく、より幸せになるきっかけになれば幸いです。




今回のテーマは「心配するな」です。

 






僕たち50代は悩み・不安が多い年代です。


人生100年時代と言われる昨今、50代は折り返し地点と言えます。


まだ半分。これから人生の後半が始まるわけです。


希望や夢にあふれて人生の後半をスタートするのが理想ですが、なかなかですね、そうもいかないのが現実のようですね。



ということで、余計な悩みや不安を抱えない生き方を考えてみたいと思います。


減らす、手放す、忘れる、このキーワードから実践できることをすることで、悩みや不安の心配ばかりの人生を変えていきましょう。



1.他と比べない





禅の教えに「妄想」という言葉があります。


「妄想」とは、物欲、執着、妬み、自虐などの心を縛ってしまっているもののことを指します。


人間である限りは心のどこかに妄想があります。


物欲、執着、妬み、自虐が無い人なんていないですから。それこそお釈迦さまでもない限りは無理ですよね。


じゃあ僕らができることは何なのか?


無くすことができないのであれば、できるだけ減らしましょう、ということですね。


できるだけ減らすことが大事ですね。



そもそも、妄想というもの、物欲、執着、妬み、自虐は何が原因なのかということですが、これは自分と他人を比べてしまうことから来るんですね。


比べてしまいますよねー、どんなに素晴らしい人格の持ち主だとしても、比べない人なんていないんじゃないでしょうか。



人は本来、絶対の存在で他人と比べようがないものですよね。


自分は自分、人は人というように、人それぞれまったく違うものです。


つまり、自分という存在は唯一無二のものであって、比べようがないものです。


それを無理やり比べようとするから、余計な不安や悩みが増えるわけですね。



比較することをやめれば、妄想の9割は消えてなくなると言われています。


逆に言うと、妄想の物欲、執着、妬み、自虐は比較することで生まれるものと言えますよね。



とにかく、他人と比較するのはやめて、自分を信じて生きればいいということですね。


そうすることで、悩みや不安はだいぶ減らすことができますね。



2.いまを大切にする





僕たちは、もうどうしようもできないことをいつまでもグダグダこだわる生き物ですよね。


50歳も過ぎてるんですから、もういい加減そんなことは止められても良さそうなもんなんですがね。



もうどうしようもできない過去のことを思い返してもしかたないし、まだ来ない未来のことはそのときにならないと分からない。


つまり、僕たちにとって一番大切なのは「いま」をどう生きるか、なんですね。



頭では分かっていたとしても、なかなか難しいもんですよね。


なぜ難しいのか。


過去にいつまでもこだわっているのは、「いま」の自分に自信がないからだと言えます。



自信がないから、過去にこだわったり、未来を憂うわけです。



それは「いま」の自分を大切にしていないということではないでしょうか。


自分を大切にするという意味でも、僕たちは結局「いま」をどう生きるかしかないということです。



僕も最近考えるのがこの「いま」をどう生きるかなんですね。


まだまだ若輩者で、過去のことをぐだぐだ考えたり、未来のことに不安を覚えたり、無駄に時間を潰したりしていました。


少しずつ「いま」に集中できるようになったのは、それをやっているときは時間も忘れて没頭できるものが見つかったからです。


没頭できる時間を繰り返すことで、「いま」を生きる感覚を肌で感じられるようになると思います。


まあ僕の場合は、筋トレもその一つなんですが、他にもあります。


例えば、このブログの記事を書いているときもそうです。記事を書くのはかなり没頭できますね。



このようにですね、「いま」を生きるというと何をしていいのか分からなくなりそうですが、何か没頭できるものを見つけるのはかなりいい方法だと思いますので、おすすめですよ。



3.持ち物を減らす






禅の教えに「喜捨」という言葉があります。


喜捨」とは、捨てることは喜ぶべきこと、ということです。


持ち物を減らすということは、執着を減らすということでもあります。


執着というのは、心を曇らせてしまうものだから、捨てることは喜ぶべきこと、ということです。



使わない持ち物を減らせば執着が減り、心がスッキリしてシンプルに生きることができる、というわけですね。


執着が減ることで、余計な悩みや不安も減るわけです。



4.あるがままを受け入れる





あるがままを受け入れるとは、まさに言葉通りなんですが、これがなかなか難しいもんです。


努力しようが、全力を出そうが、自分ではどうにもならないことが世の中にはたくさんあります。


きっとあなたも経験したことがあるでしょう。


それをどうにかしようとするから、しんどくなったり、苦しくなったりしてしまうんですね。


どうにもならないことに対してできることは一つです。それは、受け入れることです。


「あるがまま、そのまま」の自分として受け入れる。


受け入れてしまいさえすれば、そのことで悩む必要がなくなり、本来考えるべき「どうにかなること」を前向きに考えられるようになるということです。



心を向けるべきは、がんばっても「どうにもならないこと」ではなく、がんばれば「どうにかなること」、これは覚えておきたいですね。



「どうにもならないこと」に他人がありますよね。


「他人は変えられない、変えられるのは自分だけ」と、よく言われますが、まさにその通りだと思います。


僕もこのどうにもならない、変えられない他人のことでいろいろと考え過ぎていた頃がありました。


「どうしたらいいんだろう、どう言えば伝わるんだろう」いろいろと考えた結果、これは無理、どうにもならないという結論に至りました。


それこそ、あるがままを受け入れる自分になるしかないんだ、ということで落ち着きました。



ほんとうに、あるがままを受け入れるしかないという局面はありますからね。きっとあなたも経験したことがあると思います。


どうにもならないことは、どんどん手放していきましょう。



5.今ある幸せに気づく





人はあたりまえのことほど、それに対する感謝を忘れがちなものです。


今ここにあるあたりまえのことにどれだけ自分が支えられているか、癒されたり、励まされたりしているのか、そのことをちゃんと考えることが大切です。


今ある幸せに気づくと心は大きく変わるんです。


あたりまえのことをもっと大事にしようという気持ちが生まれ、すべてに感謝できるようになるんです。



何かに対してイライラしたり、うっとうしいと思いながら生きるのと、ありがたいなと思って生きるのでは、人生は大きく違ったものになります。



僕も最近ですかね、そういう感じに気づくようになったのは。


なんとなく、「普通がいいなあ」なんて思うことが。


「もっともっと」って感じのときも必要だとは思いますが、なんかこう、ぼんやりできる時間を作ってみるのも必要ですね。



6.ときどき立ち止まって考える





これも禅の言葉になるんですが、「七走一座」という言葉があります。


7回走ったら、いったん立ち止まって座ってみよ、ということです。


止まることは決して悪いことではなく、むしろ大事なことだよ、ということですね。


止まるということは、自分を見つめ直す時間を取ることです。


つまずきや失敗には必ず原因があるものです。


失敗した自分を振り返ってみて原因を明らかにすること、原因が分かればそれに対処することができます。


そうして、失敗を減らしていくことが大切なんですね。



7.悪口・陰口を言わない

 





悪口・陰口を言ったことがない人はいないと思います。


ついつい周りに流されて一緒になって言ったりするもんですよね。



しかしですね、言葉には恐ろしいパワーがあるんですね。


陰口をたたいた分、自分もどこかで陰口をたたかれていると思って間違いないです。


だったら、悪口・陰口を言うのはやめて、ほめていきましょう。


自分が本当にいいなと思える部分を見つけて、どんどんほめていきましょう。


いつか、自分が心当たりがないのにすごくほめられることがあるかもしれませんよ。



8.足ることを知る





「人間の欲望というものは、たとえヒマラヤの山をすべて黄金に変えたところで、満たされることはない」


これはお釈迦様の言葉です。



特にお金を追い求めているとキリがないですね。


最終的には別に欲しいものがなくても、追い求め続けることになるんです。そこにあるのは、お金に縛られた人生以外の何物でもない。


僕たちはお金のために生きているのではない、あくまでもお金はやりたいことを実現するための手段に過ぎないということです。


そこが逆転してしまうと人生は虚しいものになってしまうでしょう。



「小欲知足」 欲を小さくして足ることを知る。


これも禅の教えにある言葉です。


「十分だ。ありがたい。」と思いながら生きていれば心は豊かだが、「満足できない。もっと色々欲しい。」と思いながら生活してると幸せになれないということです。


果てしない欲望に目を向けるのではなく、今あるものに目を向けて足ることを知るのが大切だということです。



9.まとめ

 




ここまで述べてきたことを実践すると、悩みや不安がだいぶ減ると思いませんか。


物欲、執着、妬み、自虐などの心を縛っているもの、これらは完全に消すことはできません。


しかし減らすことができるということが分かりましたよね。


しかもだいぶ減るんです。


かなり余計な悩みや不安が無くなると言えます。



今僕らが抱えている悩みや不安もだいぶ減らすことができるんじゃないでしょうか。


心配することが癖みたいになっていたとしたら、その心配はほとんど起きないと言えるんじゃないでしょうか。



減らす、手放す、忘れることで、余計な悩みを抱えない生き方ができそうです。



穏やかに過ごすって感じもいいですね。




それでは、また。

 





参考文献:
心配事の9割は起こらない―――減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 枡野 俊明